UVレーザーマーカー
機器選定から包装ラインへの組込み、安全対策、導入後まで
イーデーエムはトータルサポート
UVレーザーマーカーは、紫外線レーザーにより包材や製品へ印字を行うマーキング装置です。インクを使用せず、耐久性の高い印字ができるため、食品・医薬品・化粧品などの包装ラインでの賞味期限・ロット番号等の印字に適しています。
本ページでは、UVレーザーマーカーの基礎知識から、包装ラインへの導入時に必要となる機器選定、安全対策、導入サポートまで分かりやすく解説します。あわせて、イーデーエムが取り扱うUVレーザーマーカーのラインナップもご紹介しています。
【導入から運用までトータルサポート】イーデーエムのUVレーザーマーカーを見る
UVレーザーマーカーとは
UVレーザーマーカーは、紫外線レーザーを用いて対象物の表面にマーキングを行う装置です。短波長の紫外線レーザーにより熱影響を抑えながらマーキングできるため、対象物へのダメージを抑えた高精細な印字が可能です。
UVレーザーマーカーの仕組み
基本波長(1064nm)のレーザー光を2度の波長変換というプロセスを経て紫外線領域の波長(355nm)に変換された短波長レーザーにより、材料表面に微細な変化を与え、発色や表面改質によって印字を形成します。

なぜ包装用途に向いているのか
UVレーザー光は素材に対する吸収率が高いため、硬質樹脂や薄いフィルムへの熱変形が起きにくく、ダメージレスで高品質な印字が可能です。
UVレーザーマーカーの印字に適した素材・適さない素材
UVレーザーマーカーはさまざまな素材に対応していますが、素材によって印字の可否や品質は大きく異なります。
印字に適した素材
- 白色印刷入りラミネートフィルム
- HDPE(高密度ポリエチレン)、LDPE(低密度ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの硬質樹脂
- レーザー対応フィルム
これらの素材はUVレーザーマーキングに適しており、高精細で視認性の高い印字が期待できます。
※印字品質は包材の材質や添加剤、表面処理などの仕様により異なります。
印字に適さない素材
透明フィルムや無着色の高透過樹脂などはUVレーザー光が透過しやすいため、十分なコントラストが得られず、視認しにくい、または実質的に印字できないといったケースが多くなります。
透明フィルムなどへ印字する場合は、UVレーザーマーカー以外の印字方法を検討するか、レーザー対応フィルムの採用や印字部へのコーティングなど、包材の見直しが必要になることがあります。
そのため、導入前の包材評価が重要になります。
UVレーザーマーカーと他方式との違い
印字方式によって特長は異なります。それぞれの違いを比較すると、UVレーザーマーカーが適した用途も分かります。
連続式インクジェットプリンタ(CIJ)との違い
- インク・溶剤などの消耗資材が不要
- 擦れやアルコールに強く、印字が消えにくい
CO2レーザーマーカーとの違い
- 熱影響を抑え、包装フィルムなどデリケートな素材にも対応
- スポット径が小さく、高精細な印字が可能
このような用途にはUVレーザーマーカーがおすすめです
- 樹脂ボトル・容器への賞味期限・ロット番号印字
- 包装フィルムへの賞味期限・ロット番号印字
- デリケートな素材への印字
- 消えにくい印字が求められる用途
UVレーザーマーカーが包装ラインで選ばれる理由
消耗資材不要で運用負荷を削減
インク等の消耗資材の補充・使用済み資材の廃棄・在庫管理などの手間が不要になります。有機溶剤も使用しないため、有機則(有機溶剤中毒予防規則)への対応も不要です。
印字が消えにくい
搬送や物流工程でも擦れに強く、印字品質の維持に貢献します。消えにくい印字が求められる用途にも適しています。
高速ラインに対応
高速搬送時でも安定した印字品質を維持し、生産ラインの効率化に貢献します。
包装フィルムなどデリケートな素材への印字に対応
熱影響を抑えながらマーキングできるため、包装フィルムなどへの印字に適しています。
包装ラインへUVレーザーマーカーを導入する際のポイント
包装ラインへUVレーザーマーカーを導入する際は、包装機やライン構成に応じたポイントを事前に確認しておくことが重要です。
コンベヤラインへの設置
ラインの状況や設置スペース、印字位置に応じて、機器や付帯設備を選定する必要があります。
包装機への取付
包装機の機構やスペースに応じた取付金具の設計・製作が必要です。
印字条件にあわせた設定
包材の種類や印字内容、搬送速度などの条件に応じて、最適なレーザーマーカーの印字条件設定が必要です。
印字検査機への対応
印字検査を行う場合は、UVレーザーマーカーの印字に対応した印字検査装置との組み合わせを検討する必要があります。
UVレーザーマーカー導入に必要な安全対策
レーザーマーカーは、高出力のレーザー光を使用するため、安全対策が不十分な状態で使用すると、眼や皮膚に障害を及ぼすおそれがあります。UVレーザーマーカーはクラス4レーザーに該当するため、主に次のような安全対策が求められます。
- レーザー管理区域の設定
- 安全設備(安全カバー・インターロック機構など)の整備
- 保護メガネなど保護具の使用
- 定期点検・安全衛生教育の実施
包装ラインでよくある印字の課題をUVレーザーマーカーで解決
| よくある課題 | 改善内容 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 有機溶剤の管理や溶剤臭 | 有機溶剤を使用しない印字方式 | 溶剤管理不要でクリーンな現場 |
| 印字が擦れて消える | レーザー印字で耐久性向上 | 印字が消えるリスクを低減 |
| ライン停止を減らしたい | 消耗資材の交換不要 | ライン停止を防ぎ、稼働率向上 |
導入から運用までトータルサポート
イーデーエムのUVレーザーマーカー

イーデーエムでは、お客様の包装ラインや印字対象に合わせて最適なUVレーザーマーカーをご提案しています。コンベヤラインへの設置から包装機への組込みまで、用途に応じたラインナップをご用意しています。
当社では、食品・医薬品・化粧品など、多くの包装ラインで培った表示システムのノウハウを活かし、お客様が安心してUVレーザーマーカーを導入・運用いただけるよう、トータルサポートいたします。
用途に応じた2つのラインナップ
生産ライン等への組込み、多列包装機搭載などに適したUVレーザーマーカー
横ピロー包装機、縦ピロー包装機などへの組込みに適したUVレーザーマーカー
包装フィルムへの印字向けのUVレーザーマーカーです。
当社従来機との変わらない操作性により現場への導入がスムーズです。印字検査機への対応(当社検査機との連動機能・導入支援・サポート対応)も万全です。
付帯設備から印字検査機導入支援まで、まるごとサポート
カバー
ロック
機構
据え付け
説明
フォロー
検査機
導入支援

UVレーザーマーカーは、本体を設置するだけでは安全かつ安定した運用はできません。導入には、本体の他に安全カバー、搬送装置、インターロック機構などの付帯設備が必要です。イーデーエムなら必要なものをトータルシステムでご提案することで、お客様が安心してUVレーザーマーカーの導入ができるようサポートいたします。
印字検査をあわせてご検討の場合には、印字検査機導入支援もいたします。印字検査機の導入時やトラブル時には、プリンタ(UVレーザーマーカー)の調整や確認があわせて必要となります。イーデーエムなら、導入支援はもちろん、修理・サポート対応まで万全です。
UVレーザーマーカー導入・運用までの流れ
お客さまに最適な機器を導入していただけるよう、ヒアリング、印字サンプル作成、現場確認などを入念に行います。導入までの流れは、機器の種類などにより若干異なります。また、お客様の状況やご希望に応じて、実機によるデモンストレーションや設定予定ラインでの動作テストなどを実施いたします。
01
お電話によるヒアリング
現在のお客様の状況やご要望などを丁寧にお伺いし、UVレーザーマーカー導入のメリット・注意点などをご説明させていただきます。
02
UVレーザーマーカーでの印字可否の確認、サンプル作成
お客様の実際の製品(素材)をお預かりし、UVレーザーマーカーでの印字が可能かを確認後、無料でサンプル作成いたします。
03
訪問による現場確認
担当者が訪問させていただきます。実際の現場で生産ライン・包装機等を確認させていただき、導入に必要な付帯設備類を含めたご提案をいたします。
04
機器の納入・設置
ご発注後、お客様の工場・生産ラインへ弊社担当者が安全かつ確実に納入・設置いたします。
05
機器取扱い説明・安全講習・運用開始
機器の取扱い説明に加えて、オペレーター様が安心してお使いいただくための安全講習を実施し、安心して運用を開始いただけるようサポートいたします。
06
アフターケア
納品後は、弊社カスタマーサポートにて、トラブル時のご対応、メンテナンスから操作方法等のご質問までご対応させていただきます。
UVレーザーマーカーについてのよくあるご質問
UVレーザーマーカーはどんな素材に印字できますか?
樹脂素材、軟包装フィルムなどに印字が可能です。金属や紙素材などへの印字も可能な場合がありますが、まずはサンプル印字にて仕上がりをご確認ください。サンプルは無料で作成いたします。
既存ラインや包装機に後付けで設置できますか?
はい、可能です。設置の可否については、現場を確認の上、最適なシステムをご提案いたします。
本当にインク等の消耗資材は一切不要なのでしょうか?
はい、不要です。UVレーザーマーカーはUVレーザー光で素材の表面を直接化学変化させて発色させるため、インクや溶剤などの消耗資材は一切使用しません。消耗資材の在庫管理や廃液処理等の手間が大幅に削減できます。
機械の操作は難しくないですか?
当社UVレーザーマーカーの操作端末は、直感的に操作できるカラータッチパネルを採用しています。また、機器導入時には当社スタッフが丁寧な操作説明を行い、現場でのスムーズな運用開始をサポートいたします。
導入後のメンテナンスやトラブル時のサポートはどうなっていますか?
イーデーエムでは全国対応の保守ネットワークを完備しております。万が一のトラブル発生時にも迅速にエンジニアが現場へ駆けつけ、生産ラインの停止期間を最小限に抑えるよう全力でサポートいたします。必要に応じて、定期的な点検も実施いたします。
UVレーザーマーカー導入に関して、気を付ける点はありますか?
UVレーザーマーカーは、クラス4レーザー機器に該当するため、厚生労働省の安全衛生教育に基づき必要な知識と理解を深めることが求められます。当社では、お客様がクラス4レーザー機器を安心・安全にご使用いただくための安全講習を実施いたします。
UVレーザーマーカーに関するお問い合わせはこちらから
当社の 「個人情報保護方針」 にご了解いただいたうえで下記お問い合わせフォームにご入力願います。







