印字検査機の選び方
― 包装ラインに適した印字検査機とは?

賞味期限・消費期限やロット番号などの印字ミスを防止するために使用される「印字検査機」ですが、印字検査機には、印字検査に特化した装置から、さまざまな検査に対応する画像センサ・画像処理システムまで多くの種類があり、「何を基準に選べばよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

印字検査機を選ぶ際には、文字の認識性能やカメラのスペックだけでなく、検査する印字や包材、包装機への組み込み、プリンタとの連携、日々の操作や品種切替、検査結果の保存まで含めて検討することが重要です。

ここでは、包装ラインで使用する印字検査機を選ぶ際に確認しておきたいポイントと、イーデーエムの印字検査機「PCiシリーズ」の特長、2機種の違いやおすすめの用途をご紹介します。

イーデーエムの印字検査機「PCi300」と「PCi500」の違いを見る

包装ライン用の印字検査機を選ぶ5つのポイント

  • 読み取りの安定性
  • 組み込みの可否
  • プリンタとの連携
  • 検査結果の保存
  • トータルサポート

01

検査したい印字を安定して読み取れるか

まず確認したいのは、実際に検査する印字を安定して読み取れるかどうかです。

同じ賞味期限やロット番号でも、印字方式や包材によりカメラで撮影したときの見え方は大きく異なります。そのため、カメラの画素数などのスペックだけで判断するのではなく、実際の包材と印字方式で安定した検査ができるかを確認することが大切です。

特に次のような場合には、それらに対応できる撮像・画像処理機能が必要になるため注意しましょう。

  • 包材に柄や複数の色がある
  • 透明包材を使用している
  • 照明や包材の状態によって影や明暗差が生じる
  • UVレーザーマーカーなどによる薄い印字を検査したい
  • 一括表示など、一度に多くの文字を検査したい
  • バーコード・二次元コードもあわせて検査したい

02

包装機に無理なく組み込めるか

印字検査機は、検査性能だけでなく「どこに、どう取り付けるか」も重要です。

包装機にはプリンタをはじめとした他の機器も搭載されており、印字検査機のカメラや照明、モニタなどを設置するスペースが限られることがあります。特に既設の包装機へ後付けする場合は、カメラの設置位置や撮像距離、プリンタとの位置関係、操作スペースなども含めた検討が必要です。

包装機への組み込みまで考えて機種や構成を選びましょう。

03

プリンタとの連携や品種切替がしやすいか

包装ラインでは、製造する商品を切り替えるたびに、プリンタの印字内容と印字検査機の検査内容を変更することがあります。

各々を個別に設定すると、作業の手間が増えるだけでなく、「プリンタは商品Aの設定なのに、検査機は商品Bの設定になっていた」などの設定ミスが発生する可能性もあります。

印字検査機を選ぶ際には、プリンタとの連携が可能か、品種切替や検査内容の変更をスムーズに行えるかを確認しておくことが重要です。

04

検査結果を記録として残せるか

印字検査機で正常と判定されて出荷した商品でも、出荷後に「日付印字に問題があるのではないか」と問い合わせを受ける可能性があります。

その際、NG画像だけを保存している場合、正常と判定された商品の印字の状態を後から確認することはできません。一方、検査した画像をすべて保存できれば、印字の状態や検査日時が後からでも確認でき、トレーサビリティの向上につながります。

保存できる画像の種類、保存方法や容量、確認方法などを確認しておきましょう。

05

印字・検査・包装機への組み込みまでトータルで相談できるか

印字検査が安定しない場合、原因が検査機だけにあるとは限りません。

プリンタの設定、印字方式、インクの種類、包材、包装機上での取付位置、照明条件など、さまざまな要因が関係します。

安定した運用のためには、印字検査機の性能だけでなく、印字から検査、包装機への組み込みまで含めてトータルで相談できるかも選定時に確認しておきたいポイントです。

包装ラインへの組み込みなら
イーデーエムの印字検査機「PCiシリーズ」

包装ラインでの印字・検査をトータルでサポート

イーデーエムは、包装機に搭載するプリンタと印字検査機の両方を取り扱う表示機器メーカーです。

当社の印字検査機「PCiシリーズ」は、包装機への組み込みを考慮した印字検査機として、当社製プリンタとの連携や全画像保存機能など、包装ラインでの運用を考えた機能を備えています。

また印字検査機だけでなく、包材や生産環境に適したプリンタや資材の選定、検査機の取付位置なども含め、印字から検査、包装機への組み込みまでトータルでご提案・サポートします。

「PCi300」と「PCi500」の機能の違いとおすすめの用途

イーデーエムの印字検査機「PCiシリーズ」には、スタンダードモデル「PCi300」と高機能モデル「PCi500」があります。

どちらも日付・ロット番号などの文字照合検査や全画像保存に対応していますが、一度に検査する文字数や、検査する包材や印字方式、必要な検査内容によって適したモデルが異なります。

一般的な日付印字の検査なら「PCi300」

日付印字検査機「PCi300」

賞味期限・消費期限やロット番号など、一般的な日付印字の検査に必要な機能を備えたスタンダードモデルです。

PCi300について詳しく見る

多文字・多様な包材・印字を検査するなら「PCi500」

高機能日付印字検査機「PCi500」

多文字・多列の印字、バーコード・二次元コード、多色・柄のある包材、透明包材、薄い印字など、より幅広い検査ニーズに対応する高機能モデルです。

PCi500について詳しく見る

PCi300とPCi500の主な機能比較

比較項目 PCi300 PCi500
モデル スタンダードモデル 高機能モデル
カメラ/照明 白黒カメラ/白色LED カラーカメラ/カラーLED
最大カメラ台数 2台

2台

※1モニタで2画面同時表示が可能

EDMプリンタ連動
機能
全画像保存機能
検査方式 文字照合 文字照合
カスタムコード検査 ○(オプション)
[対応コード:年・月・日・曜日・シフトコード(時間分割)・時・分]
○(オプション)
[対応コード:年・月・日・曜日・シフトコード(時間分割)・時・分]
通常検査文字列数 最大4列 最大5列
一括検査
バーコード・
二次元コード検査
カラー背景や柄上の
印字検査
カラー照明・自動調整機能により最適な照明色を設定
UVレーザー印字
AI機能 検査アイテム作成支援
シミュレーション検査
おすすめ用途 期限日・ロット番号などの一般的な印字検査 多文字・多列の印字、多色・柄のある包材、透明包材、薄い印字、コードを含む印字検査

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