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ID表示の豆知識TIDBITS

表示の必要性

消費者の安全・安心を守る“表示”

なぜ表示が必要なのか?

表示の必要性イメージ写真

日常よく使用するスーパーやコンビニエンスストアに陳列している商品を、少し意識してご覧になってみてください。食品をはじめ、医薬品、化粧品、CD、乾電池などなど、みなさんの目にする商品の多くには“表示”があります。

では、なぜこうした表示がされているのでしょうか?

それは、消費者が商品について必要な情報を得たうえで商品選択をし、安全に正しく摂取したり使用したりするために、表示が重要な役割を果たすからです。表示は「ひとつひとつの商品がなにものであるかを証明する身分証明書(ID)」のようなものなのです。

関心が高まる食品表示

消費者の安全を守るためにそれぞれの商品に各法律で定められた表示がなされていますが、とくに近年、食品をめぐって不当表示や異物混入など、さまざまな問題が起きたことで、食品表示への関心がますます高まっています。商品の安全性に対する消費者の要求がシビアになる中、表示には品質・内容の厳正な証明役としての役割が課され、その社会的な責務も大きいといえます。

これからの表示に求められること

たとえば食品事故が発生した場合、いつ、どこで生産されたかが分かれば、原因究明や迅速な製品回収が可能となります。消費者の食品に対する信頼が揺らぐなか、このような、生産・加工・流通の一つまたは複数の段階を通じて、ひとつひとつの食品の移動(履歴)を把握できる仕組み(トレーサビリティシステム)の構築が求められています。

つまり表示は「証明書」だけでなく「履歴書」としての役割も担っていくことになるのです。

食品の表示について

食品の表示について(期限表示を見るのイメージ写真)

現在ではほとんどの食品が包装されていますが、こうした食品には表示が義務づけられています。
ある調査によると、食品を選ぶ時に「安全性」を意識する人(常に意識する・よく意識する・たまに意識する)は、9割以上となっており、食品の安全性への関心の高さがうかがえます。
実際、食品を購入する際には、賞味期限・消費期限、原材料、原料原産地等の表示を参考にする人は多く、賞味期限・消費期限においては8割以上が参考にしている(いつも参考にしている・ときどき参考にしている)と回答しています。

このように消費者が食品を選択する際に表示は欠かせないものとなっています。

「平成30年度食品表示に関する消費者意向調査 報告書」(消費者庁,令和元年5月31日)

イーデーエムのプリンタには、食品の包装を行う包装機のなかに組み込まれているものが多くあります。期限表示や製品のロット番号など、あらかじめ包装フイルムに印刷しておくことができない情報は、ひとつの製品ができあがり包装されていく工程の中で印字を行うことが多くあります。

消費期限と賞味期限(期限表示)

消費期限や賞味期限などの期限表示は、食品表示の中でも一番身近の表示の一つです。過去には、製造年月日のみ、品質保持期限などさまざまな表示がされていましたが、2003年から以下の2つの期限表示に統一されました。

消費期限

表示の必要性:消費期限の説明用写真

期限内に食べきる必要がある-製造日を含めておおむね5日以内。

定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなる恐れがないと認められる期限を示す年月日。

賞味期限

表示の必要性:賞味期限の説明用写真

美味しく食べられる期限。-5日以上。

※3か月以上の場合は年月のみでもよい。

定められた方法により保存した場合において、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日。
ソーセージ・インスタントラーメン・スナック菓子など賞味期限が3か月以上の食品についても年月日を表示する製品が多くみられたが、在庫や販売管理の効率化や食品ロス削減のため、飲料や調味料など賞味期限の長い商品を中心として「年月」への表示の切り替えが拡大している。

新しい食品表示のルール(食品表示法)

食品表示のルールは以前は「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」にまたがり消費者にとっても事業者にとっても非常にわかりづらいものでしたが、2015年4月から「食品表示法」によりルールが一本化されました。経過措置期間(加工食品と添加物のすべての表示は5年、生鮮食品の表示は1年6か月)を経て、2020年4月からは食品表示法にそった表示に切り替わります。

食品表示法で義務となっている表示項目(加工食品)

  • 名称
  • 保存の方法
  • 消費期限又は賞味期限
  • 原材料名
  • 添加物
  • 原料原産地名
  • 内容量又は固形量及び内容総量
  • 食品関連事業者の氏名又は名称及び住所
  • 製造所又は加工所の所在地及び製造者又は加工者の氏名又は名称 等

義務化される「栄養成分表示」

上記の項目のほかに、これまで任意だった栄養成分表示が、食品表示法のもとでは、原則としてすべての消費者向けの加工食品及び添加物において義務化されます。

義務

熱量(エネルギー)・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウム(「食塩相当量」で表示)

任意にナトリウムの量を表示する場合、ナトリウムの量の次に食塩相当量を括弧書き等で併記。

推奨

飽和脂肪酸・食物繊維

その他任意

ミネラル(カルシウム、鉄など)・ビタミン(ビタミンA、ビタミンCなど)・n-3系脂肪酸・n-6系脂肪酸・コレステロール・糖質及び糖類

栄養成分表示の表示例

アレルギー表示に関するルールの改善

食物アレルギーの増加に伴い、2001年から容器包装された加工食品に対して、表示の必要性の高いアレルゲンの表示が義務化されるようになりました。
従来は、マヨネーズ(卵を含む)などアレルゲンを含むことが明らかと考えられる加工食品(特定加工食品)が原材料に含まれる場合はアレルゲンの表記を省略できましたが、食品表示法のもとではアレルゲンの記載が必要となるなど、アレルギー表示のルールが改善されます。

表示義務対象(特定原材料):7品目
えび・かに・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナッツ)
表示推奨対象(特定原材料に準ずるもの):21品目
アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン

表示レイアウトの改善

これまで容器・包装の面積が小さい場合(表示可能面積が30cm2以下)に、義務項目の表示の一部またはすべての省略が認められていました。食品表示法でも、表示可能面積がおおむね30cm2以下の場合には一部の省略は認められますが、安全に関する表示項目(名称・保存方法・消費期限または賞味期限・表示責任者・アレルゲン・L-フェニルアラニン化合物を含む旨)については省略不可となります。また、原材料名と添加物の区分が明確になるように表示することになります。

原料原産地表示制度

これまで原材料の産地表示は、一部の加工食品にのみ義務づけられていましたが、2017年9月より全ての加工食品の1番多い原材料について、原料原産地が義務づけられました(経過措置期間は2022年3月末まで)。

外食、容器包装に入れずに販売する場合、作ったその場で販売する場合及び輸入品は対象外です。

製造所固有記号

製造者名等の表示近くに数字やアルファベットを組み合わせた記号を見たことはありませんか? これは「製造所固有記号」です。

食品表示では、「製造所の所在地及び製造者の氏名等」の表示が義務づけられていますが、表示面積が小さい等の理由により例外的に「製造所固有記号」を代用することができます。ですが、消費者にはわかりづらいため、食品表示法のもとでは下記のようにルールの改善がはかられました(業務用食品は対象外)。

  • 原則として、同一製品を2以上の工場で製造する場合に限り利用可能
  • 製造所固有記号を使用する場合には、次のいずれかの事項を表示
    1. 製造所所在地等の情報提供を求められたときに回答する者の連絡先
    2. 製造所所在地等を表示したウェブサイトのアドレス等
    3. 当該製品の製造を行っている全ての製造所所在地等

あわせて消費者でも閲覧できる記号のデータベースが構築されます。

新たな製造所固有記号制度は2016年4月から施行されました(経過措置期間は2020年3月末まで)。この新制度にもとづき取得された記号は、「+」を冠して表示されます。

その他の表示の例

使い捨てカイロ(有効期限)
使い捨てカイロ(有効期限)
電池(使用推奨期限)
電池(使用推奨期限)
CD(ロット番号)
CD(ロット番号)
目薬の内装箱(使用期限/製造番号)
目薬の内装箱
(使用期限/製造番号)
洗剤(生産者の管理番号)
洗剤(生産者の管理番号)

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